春日井市で相続が発生したら最初にやることは?行政書士が解説

行政書士コラム

親や配偶者が亡くなったとき、気が動転してしまう中で「何を・いつまでに・どう進めればいいのか分からない」と戸惑われる方が多くいらっしゃいます。
相続手続きは慣れるものではなく、一生のうちに何度も経験するものではありません。

今回は、春日井市で行政書士として相続のお手伝いをしている立場から、「相続が発生した直後にまず行うべきこと」「その後の流れ」を分かりやすく解説します。


目次

1.亡くなってすぐに必要なこと(相続以前の手続き)

相続手続きに入る前に、まずは死亡届や火葬許可証などの市役所への届け出が必要です。

  • 死亡届…死亡した日から7日以内/通常は葬儀社が関与して提出
  • 火葬許可申請…死亡届と同時に提出し、「火葬許可証」を受け取る
  • 葬儀・法要の準備…菩提寺や親族への連絡、日程調整など

👉 この段階では“相続のこと”はひとまず置いておき、葬儀・お別れをきちんと終えることが最優先です。


2.相続で最初にやるべきことは?(早めの3ステップ)

葬儀が落ち着いたら、遅くとも「四十九日」くらいまでに、次の3つの作業に着手されることをおすすめします。

① 相続人を確定させる(戸籍の収集)

誰が法律上の相続人になるのかを確定させる作業です。
【死亡した方の出生〜死亡までの戸籍+除票+相続人の戸籍】が必要なため、春日井市役所だけでは揃わない場合も多く、戸籍取り寄せに1〜3週間かかることがあります。

最初に着手しておくと、その後の手続きがスムーズになります。


② 相続財産の調査(預金・不動産・保険など)

“どこに、どれだけの財産があるか”を調べます。

  • 銀行通帳・キャッシュカード
  • 不動産登記簿
  • 車の車検証
  • 生命保険証券
  • 借金・ローンの有無

財産よりも借金や負債の方が多いことが判明した場合、3か月以内に「相続放棄(または限定承認)」の手続きをしなければならないため、この財産調査は非常に重要です。


③ 相続放棄するかどうかの判断(3か月以内)

相続放棄は家庭裁判所への申立てを通じて行われます。
「負債の方が多いかもしれない」「遠縁の相続人になってしまった」…という方は、3か月以内に判断・申請が必要です。


3.その後の手続きの流れ(ざっくり把握)

  1. 相続人で話し合いをして「遺産分割協議書」を作成
  2. 預金・証券会社・保険会社・不動産などで名義変更手続き
  3. 不動産登記は司法書士、税務申告は税理士の領域へ
  4. 行政書士は「戸籍収集〜遺産分割協議書作成」までを主にサポート

4.よくある“最初のつまずき”とは?

  • 「何をすれば良いか分からず手をつけないでいたら、3か月を過ぎてしまった」
  • 「戸籍を集めたけれど“これで全部かどうか”が判断できず不安になった」
  • 「通帳・証券がどこにあるか分からず、財産調査が進まない」

相続手続きは思った以上にやることが多く、期間も長期化する傾向があります。
最初の段階で“進め方と優先順位”を把握しておくことが、何よりの安心につながります。


5.行政書士にご相談いただけること(春日井市・近隣ご対応)

行政書士は、相続手続きの中でも

  • 戸籍・住民票の収集
  • 相続関係説明図の作成
  • 遺産分割協議書の作成

を中心にお手伝いできる、書類作成・手続きの専門家です。

春日井市や近隣地域(小牧市・瀬戸市・名古屋市守山区など)にお住まいで、
「まず何をやればいいのか」を知りたいという方は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。


まとめ

相続が発生したら、まずは「戸籍を取得して相続人を確定させる」「財産内容を調べる」ことがスタート地点となります。
期限のある手続きもありますので、「落ち着いたらやろう」と思ったままにならないよう、できるだけ早めに着手していくことが大切です。


📞 春日井市での相続手続き、ご相談はお気軽にどうぞ

お電話・LINE・お問合せフォームよりご相談をお受けしております。オンライン(Zoom)でのご相談も可能です。

春日井市を中心に、相続手続き全般を丁寧にサポートいたします。
「何から始めればよいか分からない段階」からでも、ご遠慮なくご相談ください。

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